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"競馬の控除率(テラ銭)は1,000円当たり250円なので、収益の期待値は750円です。仮に、全ての組み合わせを買うと平均額の75%しか戻ってこないということになります。しかし、ここから絶対来ない3頭除外すると、56%の投資で75%のバックということになり、理屈の上ではやればやるほど儲かることになります。一回あたり数億円から数十億円投入しないと成立しない手法なので、一般人がこれを真似るのは無理でしょうが。
とはいっても、「絶対来ない」馬がどんでん返しで入ってくることもあるので、期待値はもう少し下がるでしょうが、概ねこのようなスキームで同社は儲けていたわけです。

教授が言う「本来的には勝つべき馬というものが存在し、データを分析してそれを予測すること」は難しいでしょうが(というか当て続けるのは不可能)、絶対来ない3頭を予測することは、そう難しくないことなのかもしれません。実際に、同社はこれで莫大な配当を得ていたわけですから。

しかし、税金面を考慮したらこれでも損をします(だからトンズラしたわけですが)。申告上、必要経費として控除できる馬券は当り馬券の購入額だけだからです。例えば、1回の勝負で1000円分の馬券を10枚購入(合計1万円)したとして、そのうちの1枚が当たった場合の経費は1万円ではなく1000円です。

報道にもある160億円という金額は、実際の利益ではなく、おそらく同社が得た配当金の総額です。経費がほとんど認められないので、配当金=所得となり、そのまま税率をかけられたのでしょう。法人と個人とでは税制が異なるため、留意が必要ではありますが、この事件は合法的に儲け続けることの難しさを物語っています。
最後は国に払うテラ銭で全てが吹っ"

競馬という「投資」の損益計算:投資十八番